
「寝る前に白湯を飲むと太るって本当?」「逆に痩せるって聞いたけど?」――両方の説を見かけて、結局どうしたらいいの?という人へ。白湯はカロリーがほぼゼロ。だから“それ自体”で脂肪が増えるわけではありません。とはいえ、飲む量・タイミング・体質によっては、睡眠や胃の調子に影響が出て、結果的に体重管理に悪さをすることも。この記事では、噂に振り回されずに済むよう、からだで本当に起きていることを落ち着いて整理し、今日から使える実践ルールに落とし込みます。商品紹介はなし。家庭でできる範囲の話だけに絞っていきます。
目次
寝る前 白湯 太る——結論を先にととのえる
結論:白湯はカロリーがないため、それ単体で太ることはありません。ただし、次のような条件が重なると、「太りやすい生活リズム」につながることがあります。
- 量が多すぎる:夜間のトイレで睡眠が分断→翌日の食欲・甘い物の欲求が増える。
- 直前に熱い飲み物:体温や胃酸の動きが刺激され、逆流や胸やけ→睡眠の質低下。
- 一緒に甘味を足す:はちみつ・砂糖・甘い飲み物を“ついで”に足す→摂取カロリー増。
- むくみ体質・持病:水分貯留が起きやすい人が多量に飲む→体重の増減が大きくぶれる。
逆に、白湯が役に立つ場面もあります。
- 寝る前の口さみしさの置き換え:間食やアルコールを白湯で置き換え→カロリーセーブ。
- のどの乾き・咳の予防:軽くうるおして眠りやすく。
- 就寝儀式:「一口飲んでスマホを置く」など寝る合図として機能。
ポイントは、量とタイミングと温度。この三つを整えれば、白湯は“太る原因”ではなく“眠りを助ける味方”になります。
「太る/痩せる」に直結しないのに、なぜ議論になる?
白湯で太る・痩せる論争は、多くが間接効果の話です。体重は結局のところ、
- 摂取エネルギー(食事・飲料)
- 消費エネルギー(基礎代謝・活動量)
- ホルモン・睡眠(食欲や脂肪の代謝に影響)
の組み合わせで動きます。白湯はカロリーがないので、直接は関係しません。ですが、睡眠の質や夜の間食に影響すれば、体重にも反映されます。つまり、「白湯そのもの」より「白湯をめぐる習慣」が体重に効いてきます。
寝る前の白湯で起こりがちな“よくあること”
1) 夜間トイレが増えて眠りが浅くなる
寝る直前にコップいっぱい(200ml以上)を飲むと、夜中の目覚めが増える人がいます。睡眠不足は食欲を増やすホルモン(空腹感の強まり)に関係しやすく、翌日の甘いもの欲求や食べ過ぎを招きがち。量は少なめ、時間は前倒しがコツです。
2) 胸やけ・逆流が起きやすくなる
寝る直前の飲食は、横になるときに胃の内容物が逆流しやすい原因に。白湯は刺激が少ないとはいえ、熱すぎ・多すぎは逆流性食道炎ぎみの人の敵。ぬるめ・少量にして、枕を少し高くするのも助けになります。
3) 口さみしさのブレーキになる
夜の“つい食べ”の置き換えとして、白湯は優秀。口に温度が入ると満足感が生まれ、気持ちが切り替わります。「何か食べたい」を5分やり過ごす道具として使えます。
4) 熱すぎる白湯は逆効果
内臓が“熱刺激”で活性化しすぎると、寝つきが遅くなることも。温度は体温より少し上(目安50〜60℃台)で十分。舌にやさしい温度が目安です。
実践ルール:寝る前の白湯、これだけ守ればOK
量
- 目安は50〜100ml(数口〜半カップ)。のどを湿らせる程度で十分。
- のどの乾きが強い日は、一口→しばらく様子見→もう一口と分ける。
タイミング
- 就寝の20〜30分前までに。直前はトイレ覚醒の原因に。
- 歯磨きは白湯の後に。寝る直前の飲む→磨くの順がスムーズ。
温度
- 体温よりやや高め(50〜60℃台)。“あったかい”と感じる程度がちょうどいい。
- 熱すぎは避ける。胃の刺激・舌やけど・寝つきの邪魔につながる。
味つけ
- 何も足さないのが基本。砂糖・はちみつ・甘味料は“夜のカロリー”になりやすい。
環境
- 照明は落とし、スマホは置く。白湯を飲むことを「今日の閉店作業」に。
こんな人は「前倒し」または「別の方法」
- 夜間トイレが多い人:就寝1時間前までに白湯を済ませる。直前は水分を控える。
- 逆流性食道炎・胸やけ体質:少量・ぬるめ。枕高め。直前は避ける。
- 心臓・腎臓の持病で水分制限がある:医療者の指示が最優先。自己判断で量を増やさない。
- 妊娠中・むくみやすい:夕方までに水分をやや多めに済ませ、夜は少量。足を温めるなど別ルートを。
「痩せる白湯」への期待は控えめに:よくある誤解と現実
- 誤解:白湯で代謝が爆上がり→現実:温度による代謝アップはあっても小さく、体重に直結するほどではない。
- 誤解:白湯が脂肪を溶かす→現実:脂肪は温度で溶けません。総エネルギーと活動量が主役。
- 誤解:白湯だけで便通が完全に整う→現実:便通には食物繊維・油・運動・リズムも必要。
白湯に魔法を求めるより、夜の間食カット・睡眠の質アップの補助に使うのが賢いやり方です。
夜の白湯を“体重管理の味方”にする小ワザ
① 間食のスイッチを切る
「何か食べたい」→白湯を数口→5分だけ別の行動(歯磨き・洗濯たたみ・日記1行)。
この5分が過ぎると、欲求の波は一旦下がります。
② 寝る前ルーティンを固定
「白湯→歯磨き→ストレッチ2分→照明を落とす」の固定化。
ルーティン化は意思の消耗を減らすので、夜の食べ過ぎ予防に効きます。
③ 足を温める選択肢も
「冷えて眠れない」は食欲を刺激しがち。白湯の代わりに足湯・湯たんぽも有効。口からの水分が負担になる体質なら、“外から温める”で眠りを後押し。
ケーススタディ:ありがちな3パターン
ケース1:寝る前に必ず甘い飲み物を飲んでしまう
置き換え:最初の一杯だけ白湯に。甘い飲み物は翌日の昼に回す“ルール”。
狙い:夜のカロリーを昼へ移動。総量が同じでも、体重にはプラスに働きやすい。
ケース2:夜中に必ずトイレで起きる
調整:就寝2時間前以降の水分を見直す。白湯は30分前までに50ml程度。
補助:寝室の湿度を整える(加湿・濡れタオル)。のどの乾き自体を減らす。
ケース3:胸やけ体質で夜がつらい
対策:夕食は寝る3時間前まで。白湯はぬるめ・少量、横になってすぐは飲まない。枕は少し高めに。
一週間の“白湯チューニング”メモ(コピペOK)
- 日付:
- 就寝時刻/起床時刻:
- 白湯の量(おちょこ・半カップなど)/温度感:
- 飲んだ時刻(就寝何分前):
- 夜間覚醒(回数):
- 胸やけ・のどの渇きの有無:
- 翌朝の体調(0〜10):
3日分記録すると、自分に合う量・時間・温度が見えてきます。合わないと感じたら、前倒し・減量・別ルートに切り替えましょう。
寝る前の白湯と“むくみ”の関係を整理
むくみは、塩分・同じ姿勢・ホルモン・体質などが絡みます。寝る直前に多量の水分を入れれば、一時的に体重は増える(体内の水が増える)ものの、これは脂肪ではありません。翌日排出されれば元に戻ります。ただし、むくみやすい人は夜の水分の入れすぎで翌朝の顔の腫れが気になりやすいので、少量にとどめるのがおすすめです。
Q&A:よくある疑問に短く答える
Q. 白湯は何で作ればいい?沸かす必要ある?
A. 清潔な水を温めるだけで十分。沸かすと口当たりがやわらぐ利点はありますが、“温かい水”でも体への効果は実用上ほぼ同じです。
Q. 常温の水でもいい?
A. はい。常温でもOK。冷たすぎると胃がびっくりする人もいるので、眠りの前は温かめが無難というだけです。
Q. どのくらい続ければ効果が分かる?
A. 「白湯そのもの」の効果というより、寝る前の行動を整えることが目的。1週間記録すれば、眠り・夜食・トイレの変化が掴めます。
Q. ダイエット中は飲まない方がいい?
A. むしろ夜の間食の置き換えとして役立ちます。量と時間だけ守りましょう。
チェックリスト(保存版)
今日、白湯を飲む前に
- いまのどの渇きはどの程度?(習慣で飲んでない?)
- 寝るまでの残り時間は?(20〜30分前までに)
- 量は50〜100mlで足りる?
飲んだ後に
- 歯磨きは済んだ?
- スマホは置いた?(通知オフ)
- 部屋は暗め・静か?(寝る合図がそろっている)
翌朝チェック
- 夜間トイレは何回?(増えたら量か時間を見直し)
- 胸やけはない?(あるなら“ぬるめ・少量・前倒し”)
- 食欲の暴走はない?(あれば睡眠時間を優先)
白湯なしでも“寝る準備”がととのう代替案
- 足首回し・肩回しを各1分。体のスイッチをオフ。
- 呼吸4-6(4秒吸って6秒吐く)を10回。
- 照明を一段階落とす。青白い光は避ける。
- 布団の中で感謝メモ1行。考え事を締めるサインに。
白湯が合わない日や、夜トイレが増えやすい人は、「飲まずに整える」選択肢を持っておくと楽です。
まとめ:白湯は“ゼロカロリーの道具”。太るかどうかは、使い方次第
「寝る前の白湯で太る?」の答えは、白湯単体では太らない。ただし、量・時間・温度を間違えると、睡眠の質を下げ、結果的に食欲や体重に悪影響が出ることがあります。反対に、少量を前倒しで、ぬるめに取り入れれば、夜の間食を抑え、のどをいたわり、眠りの儀式として役立ちます。
大切なのは、白湯に“魔法”を求めず、生活の設計を助ける小さな道具として使うこと。今日の夜、まずは数口・ぬるめ・20分前。合うかどうか、あなたの体で確かめてみてください。







