
手軽においしい水が飲めて経済的にも優秀なブリタの浄水ポット。
多くの家庭で愛用されている一方で、SNSやレビューにはこんな声も…。
「ポットに黒い点が…これって黒カビ?」
「中の水がなんとなくぬるっとしてるけど大丈夫?」
「フィルターの周りが黒ずんできて心配…」
結論から言うと、ブリタのような水を常にためておく製品には、黒カビが発生するリスクがあります。
ただし、それはブリタに限ったことではなく、「使い方」や「お手入れ方法」が原因であることがほとんどです。
この記事では、
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黒カビが発生する原因
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黒カビを見分けるポイント
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安全な対処法と予防のコツ
を、実際の使用経験とメーカー推奨情報をもとにわかりやすく解説します。
目次
ブリタに黒カビが発生することはある?よくある症状と見分け方
まず、気になるのは「これは黒カビ?それとも汚れ?」という点。
ブリタに黒カビが発生することはありますが、見分け方にはポイントがあります。
✅ 黒カビの主な特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 見た目 | 黒っぽい斑点状、点々と付着(特にフタの裏や注ぎ口付近) |
| 触感 | ぬるっとした感触がある場合も |
| におい | カビ臭、酸っぱいにおい |
| 発生しやすい場所 | フィルター周辺、注ぎ口、タンクのすみ、フタの裏側 |
特に「ぬるつき+黒い点+臭い」がそろっている場合は、ほぼ黒カビの可能性が高いです。
黒カビが生える原因|使い方や保管方法に問題があるかも
ブリタで黒カビが発生してしまうのは、以下のような原因が考えられます。
❗ 主な原因
1. ポット内部が常に湿っている
ブリタは水をためておく製品のため、常に湿潤な環境。
→ カビが好む条件(湿気・温度・栄養)がそろいやすい。
2. 洗浄頻度が少ない
タンクやフタ、注ぎ口を1週間以上洗っていないと、ぬめりや黒カビが発生しやすくなります。
3. カートリッジを期限以上使用
推奨使用期間(4週間)を超えて使い続けると、フィルター内で菌が繁殖する可能性があります。
4. 直射日光・高温多湿な場所に置いている
キッチンの窓辺などは特に要注意。温度変化や紫外線が雑菌繁殖を後押しします。
黒カビを見つけたときの対処法|安全にリセットする方法
「黒カビが発生してしまったかも」と感じたら、すぐに次の対処を行いましょう。
✅ 洗浄・除菌の手順
1. ポットの分解・洗浄
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フタ・タンク・注ぎ口など分解できる部分はすべて外す
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食器用中性洗剤とスポンジで丁寧に洗浄
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注ぎ口やタンクの角は歯ブラシや綿棒でこするのが効果的
2. 漂白・除菌
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水1リットルに対し、塩素系漂白剤(ハイターなど)を5ml程度入れた液に、タンクとパーツを15〜30分浸け置き
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使用後は水でしっかりすすぎ、完全に乾かす
⚠️ フィルターカートリッジは漂白不可。再利用せず必ず交換してください
✅ 使用済みカートリッジの扱い
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黒カビが生えた場合は、そのフィルターの再使用はNG
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カートリッジは消耗品。月1回の交換が推奨されています。
カビを防ぐためのブリタのお手入れ習慣と使い方のコツ
カビの再発を防ぐために、日頃からのお手入れルーティンがとても大切です。
✅ 黒カビ予防のためにできること
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 週1で本体を分解・洗浄 | 食器用洗剤でOK。特にフタと注ぎ口は丁寧に |
| 月1でカートリッジ交換 | 使用水量が少ない人でも、4週間ごとの交換が基本 |
| 冷蔵庫で保管 | 常温だと菌が繁殖しやすいため、冷蔵庫で保存がベター |
| 水を入れっぱなしにしない | 長時間使わない場合は水を捨てて乾燥させる |
| 定期的に完全乾燥 | 半日に1回はフタを開けて風通しを良くするのも◎ |
まとめ|黒カビを防いでブリタを安心・長く使うためにできること
ブリタのポットに黒カビが発生してしまうと驚きますが、これは製品の欠陥ではなく、多くは「使い方」が原因です。
日々のちょっとした工夫で、カビの発生リスクは大きく減らすことが可能です。
✅ 記事のまとめ
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ブリタは水を常にためる構造上、黒カビが発生しやすい条件がそろっている
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黒カビの見分け方は「黒い点+ぬめり+におい」
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発生した場合は、ポットを分解して漂白洗浄し、フィルターは即交換
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再発防止には、週1洗浄・月1交換・冷蔵庫保存・完全乾燥を意識
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正しく使えば、清潔で安全においしい水が楽しめる
「体に良い水を飲むために使っているブリタで、逆に不安になる…」そんな本末転倒を防ぐためにも、
衛生管理をしっかり行いながら、ブリタを安心・長く使っていきましょう。







