養命酒はお酒に弱くても飲める?アルコール度数と薄め方

「養命酒を試してみたいけれど、お酒に弱くても大丈夫?」

「20mLだけなら酔わない?」

「アルコールがきついなら、水やお湯で薄めて飲めばいい?」

薬用養命酒は「薬」というイメージが強いため、お酒がほとんど飲めない人でも問題なく飲めると思われがちです。

しかし、結論からいうと、薬用養命酒には14%のアルコールが含まれています。

これはビールよりかなり高く、ワインや日本酒に近いアルコール度数です。養命酒製造も、お酒に弱い人について「アルコールに過敏な体質の方は医師、薬剤師または登録販売者に相談するように」と案内しています。

ただし、1回の服用量は20mLと少量です。

20mL中の純アルコール量を計算すると約2.2g。一般的な5%のビールなら約56mLに含まれるアルコール量とほぼ同じです。

そのため、

「度数は高いが、1回に飲むアルコールの総量は多くない」

というのが薬用養命酒の特徴です。

とはいえ、アルコールへの強さには大きな個人差があります。少量のお酒ですぐ顔が赤くなる、動悸や吐き気、頭痛が出る人なら、養命酒20mLでも症状が出る可能性があります。

この記事では、養命酒はお酒に弱い人でも飲めるのか、14%とはどれくらいなのか、水やお湯で薄める場合はどう考えるべきかを詳しく解説します。

養命酒はお酒に弱くても飲める?結論

最初に結論をまとめると、次のようになります。

疑問 答え
養命酒のアルコール度数 14%
1回の服用量 20mL
1日の服用回数 3回
1回の純アルコール量 約2.2g
お酒に弱くても飲める? 個人差が大きい。アルコールに過敏な人は要相談
水で薄めればアルコールは減る? 濃度は下がるが、全部飲めば摂取量は同じ
公式の基本的な飲み方 1回20mLを1日3回、食前または就寝前
運転前 服用しない
20歳未満 服用しない
妊娠・授乳中 医師・薬剤師等へ相談

特に覚えておきたいのが、

「薄める=アルコールがなくなる」ではない

という点です。

水を足せば口に入れたときのアルコール濃度は下がります。しかし、20mLの養命酒を全部飲むのであれば、身体に入る純アルコール量そのものは変わりません。

薬用養命酒のアルコール度数は14%

薬用養命酒のアルコール分は**14vol%**です。

メーカーによると、「14vol%」は一般的なお酒でいう「14%」「14度」と同じ意味で、日本酒やワインと同程度のアルコール度数です。

代表的なお酒と比較すると、イメージしやすくなります。

飲み物 アルコール度数の目安
ビール 約5%
缶チューハイ 約3~9%
ワイン 約12~14%
薬用養命酒 14%
日本酒 約15%前後

つまり、濃さだけを見ると、

「薬だからアルコールはほんの少し」

という飲み物ではありません。

ただし、養命酒はコップ1杯飲むものではなく、医薬品として1回20mLという用量が決められています。公式の用法・用量は、成人1回20mLを1日3回、食前または就寝前です。

養命酒20mLのアルコール量はどれくらい?

アルコール度数14%と聞くと、

「かなり強いお酒なのでは?」

と心配になります。

そこで、実際に身体へ入るアルコール量を計算してみましょう。

厚生労働省では、純アルコール量を次の式で計算しています。

飲酒量(mL)×アルコール度数×0.8=純アルコール量(g)

です。

養命酒1回20mLなら、

20mL × 0.14 × 0.8
約2.24g

です。

つまり、養命酒を1回20mL飲んだときの純アルコール量は約2.2gとなります。

ビールに換算すると約56mL分

5%のビールで同じ量のアルコールを取るとすると、およそ56mLです。

一般的な350mL缶ビールの約6分の1にあたります。

比較すると、

養命酒20mL(14%)
≒ ビール約56mL(5%)

程度の純アルコール量です。

一口、二口程度のビールに相当するため、「普通にお酒が飲める人」にとっては非常に多いアルコール量ではありません。

しかし、ここで重要なのが体質差です。

「たったビール50mL程度なら全員大丈夫」とは言えません。

1日3回飲むとアルコールはどのくらい?

薬用養命酒は1回20mLを1日3回なので、1日の合計量は60mLです。

純アルコール量では、

60mL × 0.14 × 0.8
約6.7g

となります。

5%のビールに換算すると約168mL相当です。

したがって、用法どおり1日3回飲んだ場合でも、アルコール量だけなら一般的な350mL缶ビール1本より少なくなります。

ただし、

「一般的なお酒より少ない」=「お酒に弱い人にも必ず安全」

ではありません。

同じ2gのアルコールでも、ほとんど何も感じない人と、顔が熱くなったり動悸がしたりする人がいます。

お酒に弱い人は20mLでも酔う?

可能性はあります。

特に、

  • 少量のお酒ですぐ顔が赤くなる
  • 動悸がする
  • 頭痛がする
  • 吐き気がする
  • 強く眠くなる
  • 身体が熱くなってつらい

という人は注意してください。

厚生労働省の情報では、少量の飲酒で顔面紅潮、吐き気、動悸、眠気、頭痛などが起こる「フラッシング反応」は、アルコールから生じるアセトアルデヒドを分解するALDH2という酵素の働きが弱い人に多くみられると説明されています。

つまり、

「本人の気合いが足りない」

「飲んでいれば慣れる」

という問題ではありません。

アルコールを分解する体質そのものが関係しています。

顔が赤くなる人は無理に養命酒を飲まない

少量のお酒ですぐ顔が赤くなるなら、それは「身体が温まって効いている」という意味とは限りません。

アルコールによるフラッシング反応の可能性があります。

厚生労働省は、アセトアルデヒドの分解が遅い人では、少量の飲酒でも顔の赤み、吐き気、動悸、眠気などが起こると説明しています。

養命酒を飲んで、

「すぐ顔が真っ赤になるけれど、薬だから我慢しよう」

と考える必要はありません。

薬用養命酒の公式な使用上の注意でも、アルコールに過敏な人は服用前に医師または薬剤師へ相談する対象とされています。

体質的にお酒を受け付けない人が、滋養強壮のために無理してアルコールを摂取する必要はありません。

「養命酒なら飲んでいるうちにお酒に強くなる」は間違い

お酒に弱い人の中には、

「養命酒は毎日飲むものだから、そのうちアルコールにも慣れるのでは?」

と思う人もいるでしょう。

しかし、アルコールに弱い体質を鍛える目的で飲むのはおすすめできません。

厚生労働省の情報でも、ALDH2の働きが弱い人は遺伝的な体質であることが説明されています。

長期間飲酒すると、不快な症状に対する「慣れ」が生じることはありますが、アセトアルデヒドを分解しにくい体質そのものが正常化したわけではありません。

「以前より顔が赤くならなくなったから身体がお酒に強くなった」と単純に考えないほうがよいでしょう。

養命酒を水で薄めて飲んでもいい?

「14%がきついなら、薄めれば飲めるのでは?」

と思いますよね。

まず知っておきたいのは、薬用養命酒の公式な基本用法は、

1回20mLを1日3回、食前または就寝前

というものです。

メーカー公式情報を確認した範囲では、薬用養命酒について「水で○倍に薄める」という標準的な服用方法は案内されていません。

そのため、医薬品としては表示された用法・用量に従うのが基本です。

ただし、「水を足したらアルコールがどうなるか」という点については計算できます。

水で薄めると度数はこう変わる

養命酒20mLを使うとして、水を加えた場合のグラス全体のアルコール濃度はおおよそ次のようになります。

養命酒 加える水 全体量 アルコール濃度の目安
20mL 0mL 20mL 14%
20mL 20mL 40mL 約7%
20mL 40mL 60mL 約4.7%
20mL 60mL 80mL 約3.5%

たとえば20mLの養命酒に20mLの水を加えれば、飲み物としての濃度は約7%になります。

40mLの水を足せば約4.7%なので、ビールに近い濃度です。

ただし、この表には大きな注意点があります。

これはメーカーが推奨する飲み方を示した表ではなく、単純な濃度計算です。

医薬品として服用方法を変えたい場合は、薬剤師やメーカーへ確認するのが確実です。

薄めてもアルコールの「量」は変わらない

ここが最も重要です。

20mLの養命酒には約2.2gの純アルコールが含まれています。

そこへ水を40mL足しても、

養命酒20mLに入っていたアルコールそのものが消えるわけではありません。

飲み物の濃度が、

14% → 約4.7%

に下がったとしても、60mL全部を飲めば摂取するアルコール量は約2.2gのままです。

つまり、

水で薄める
=口当たりは弱くなる
≠アルコール摂取量が減る

ということです。

お酒の味や喉への刺激が苦手なだけなら、薄めることで飲みやすく感じる可能性はあります。

一方、

「少量のアルコールでも顔が赤くなる」

「アルコールそのものを身体が受け付けない」

という人では、薄めても根本的な解決にはなりません。

お湯で薄めればアルコールは飛ぶ?

「熱湯を入れればアルコールが蒸発するから大丈夫なのでは?」

という疑問もあります。

確かにエタノールは揮発する物質ですが、お湯を少し加えただけでアルコールが完全になくなるわけではありません。

また、

  • お湯の温度
  • 混ぜる割合
  • 容器
  • 放置時間

によって残るアルコール量は変化します。

したがって、

「お湯割りにしたからノンアルコール」

とは考えないでください。

特に運転、妊娠・授乳、アルコール過敏体質など、「アルコールを避ける必要がある場面」では、お湯で薄める方法を安全策として使うべきではありません。

煮沸してアルコールを飛ばしてから飲むのは?

これもおすすめできません。

薬用養命酒は嗜好品のお酒ではなく、14種類の生薬を配合した第2類医薬品です。

鍋などで加熱して「煮切る」と、

  • どの程度アルコールが残ったかわからない
  • 液体が蒸発して濃度が変わる
  • 本来想定された服用方法から外れる

という問題があります。

「アルコールを飛ばせばお酒に弱くても養命酒だけ飲める」と自己流で加工するより、アルコールが体質的に難しいなら薬剤師に別の選択肢を相談するほうが合理的です。

アルコールの味が苦手なだけなら冷やす方法も

「お酒に弱い」のではなく、

「アルコール臭や生薬の香りが苦手」

という人もいます。

この場合は、体質とは別問題です。

養命酒製造は、薬用養命酒の香りや味が気になる場合について、液温を低くすると香味が和らぐと案内しています。

つまり、薄め方を自己流で工夫する前に、

少し冷やして飲んでみる

という方法があります。

ただし、冷やしてもアルコール量そのものは変わりません。

味だけが苦手なのか、身体がアルコールに反応しているのかを分けて考えることが大切です。

養命酒をジュースや炭酸水で割ってもいい?

薬用養命酒は医薬品なので、基本は表示された用法・用量で服用します。

特に他の酒類と混ぜることについて、メーカーは「本来の薬効が期待できないため控える」と案内しています。

ジュースや炭酸水については、今回確認できた公式情報では標準的な服用方法として案内されていません。

そのため、

「コーラ割り」
「ジュース割り」
「カクテルのように飲む」

といった方法を積極的におすすめすることはできません。

薬として続けるのであれば、飲みづらさについて薬剤師または養命酒製造のお客様相談窓口へ確認するのが確実です。

養命酒は薬?それともお酒?

答えは、**アルコールを含む医薬品の「薬酒」**です。

薬用養命酒は第2類医薬品で、14種類の生薬を配合しています。

承認されている効能・効果は、

  • 胃腸虚弱
  • 食欲不振
  • 血色不良
  • 冷え症
  • 肉体疲労
  • 虚弱体質
  • 病中病後

の場合の滋養強壮です。

つまり、スーパーで買う一般的なワインや日本酒のような嗜好品ではありません。

一方で、

医薬品だからアルコールとして扱わなくていい

わけでもありません。

14%のアルコールが入っている以上、運転やアルコール過敏体質などについては通常の酒類と同じように注意する必要があります。

養命酒を飲んだあと運転してもいい?

運転前は服用してはいけません。

養命酒製造は、アルコール分14%を含むため、運転前の服用を控えるよう明確に案内しています。製品の使用上の注意にも、乗り物や機械類を運転操作する場合は服用しないことが記載されています。

「薬を20mL飲んだだけ」

「酔った感じがしない」

という自己判断はできません。

運転する予定があるなら、その前の服用は避けてください。

20歳未満は飲める?

薬用養命酒には14%のアルコールが含まれるため、メーカーは20歳未満には服用しないよう案内しています。

「薬だから未成年でも飲める」という考え方はしないでください。

妊娠中や授乳中は?

薬用養命酒の公式Q&Aでは、妊娠中、授乳中、または妊娠していると思われる人について、アルコール分14%を含むため、医師・薬剤師または登録販売者へ相談するよう案内されています。

妊娠中については、「1回たった20mLだから」と自己判断しないほうがよいでしょう。

厚生労働省の飲酒ガイドラインでも、妊娠中・授乳期中は飲酒を避けることが必要な場合として挙げられています。

薬を飲んでいる人は養命酒を飲める?

服用している薬によって異なります。

養命酒製造では、少量のアルコールを止められていなければ、薬用養命酒の服用から30分以上時間を空ければ併用できる場合があるとしつつ、

  • 睡眠剤
  • 安定剤
  • 一部の抗生物質
  • 糖尿病治療薬
  • 抗血液凝固剤
  • 心臓病治療薬

など、アルコールとの併用に注意が必要な薬があるため、医師または薬剤師への相談を案内しています。

薬を飲んでいる人は、

「養命酒も薬だから薬同士なら大丈夫」

とは考えないでください。

むしろアルコールを含む医薬品だからこそ、確認が必要です。

養命酒で酔った感じがしたらどうする?

お酒に弱い人の場合、20mLでも、

  • 顔が赤くなる
  • 動悸
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 強い眠気
  • フラつき

などが出る可能性があります。

こうした症状を「効いている」と判断して、無理に続けないでください。

特に、毎回少量で強い症状が出るならアルコールへの耐性が低い可能性があります。

厚生労働省も、体質的にお酒が飲めない人へ無理に飲酒を勧めないことが重要としています。

また、養命酒の服用後に発疹・発赤・かゆみ、胃部不快感などが出た場合は、メーカーの使用上の注意でも服用を中止して医師または薬剤師へ相談するよう案内されています。

「身体がポカポカする」のはアルコールのせい?

養命酒を飲んだあとに身体が温かく感じる人もいます。

薬用養命酒は滋養強壮薬として生薬を配合していますが、一方でアルコールそのものにも血管を広げ、皮膚が温かく感じる作用があります。

そのため、

飲んですぐ顔や身体が熱くなる=生薬が効いている

と単純に判断することはできません。

とくに顔だけ急に赤くなり、動悸や頭痛を伴うなら、フラッシング反応を疑う必要があります。

寝る前に飲めばアルコールに弱くても大丈夫?

公式の用法では、薬用養命酒は「食前または就寝前」に服用します。

ただし、

寝る前ならアルコールに弱い人でも大丈夫

という意味ではありません。

アルコールへの反応は、昼か夜かで消えるものではありません。

就寝前に飲んだとしても顔の赤み、動悸、頭痛、吐き気などが出る人はいます。

「そのまま寝れば気にならない」と症状を我慢する使い方は避けましょう。

空腹時に飲んでも大丈夫?

薬用養命酒は「食前」が正式な用法に含まれています。

メーカーも、アルコールに過敏な人や治療中の人でなければ、通常の用法で胃腸への負担を過度に心配する必要はないと案内しています。

ただし、お酒に弱い人では空腹時にアルコールの刺激を強く感じることもあります。

「ジーンとする」「気分が悪くなる」など不快な症状があるなら、我慢して服用を続けるのではなく、薬剤師へ相談してください。

養命酒を普通のお酒と一緒に飲んでもいい?

メーカーは、ほかの酒類と混ぜ合わせると本来の薬効が期待できないため控え、別々に飲むよう案内しています。

また、お酒に弱い人の場合、

養命酒のアルコール+夕食時のお酒

と摂取量が積み上がります。

養命酒だけなら約2.2gの純アルコールでも、ビールやワインを追加すれば合計量は増えます。

「養命酒は薬だから、今日飲んだお酒の量には数えなくていい」ということではありません。

アルコール摂取量を考えるときは、養命酒に含まれる分も含めて考えるのが合理的です。

お酒に弱い人が養命酒を試す前に確認したいこと

特に次のような人は、自己判断で始めるより先に薬剤師などへ相談したほうが安心です。

少量のお酒ですぐ顔が赤くなる

フラッシング反応がある可能性があります。

薄めれば味は弱くできますが、摂取するアルコール量そのものは変わらないため、「水で割れば大丈夫」とは限りません。

お酒で動悸や吐き気、頭痛が出る

単なる味の好き嫌いではなく、身体がアルコールに反応している可能性があります。

無理に慣らそうとしないでください。

まったくアルコールを飲めない

ビール一口でもつらいという人なら、養命酒にも14%のアルコールが含まれることを重く考える必要があります。

薬用養命酒以外の選択肢を薬剤師へ相談する方法もあります。

医師から飲酒を止められている

薬用養命酒もアルコールを含みます。

「酒ではなく薬だから対象外」と自己判断しないでください。

薬を服用している

アルコールとの併用に注意が必要な薬があります。

処方薬を自己判断で止めるのではなく、養命酒を追加してよいか薬剤師や主治医へ確認してください。

よくある質問

Q. 養命酒はお酒に弱い人でも飲めますか?

1回20mLと量は少ないものの、アルコール度数は14%あります。

少量のお酒でも顔が赤くなる、動悸や吐き気などが出る人では症状が出る可能性があります。メーカーもアルコールに過敏な人は、医師・薬剤師または登録販売者へ相談するよう案内しています。

Q. 養命酒を20mL飲むと酔いますか?

個人差があります。

20mLに含まれる純アルコールは約2.2gで、5%のビール約56mL相当です。

一般的には多い量ではありませんが、体質的にアルコール分解能力が低い人なら影響を感じる可能性があります。

Q. 養命酒のアルコール度数はビールより高い?

はい。

養命酒は14%なので、5%程度のビールより濃度はかなり高く、ワインや日本酒に近い度数です。

ただし服用量は1回20mLです。

Q. 養命酒を水で薄めればお酒に弱くても大丈夫?

水で薄めると飲み物としてのアルコール濃度は下がります。

しかし、20mLの養命酒をすべて飲むなら、身体に入る純アルコール量は約2.2gのままです。

アルコールの刺激が苦手なだけなら飲みやすく感じる可能性はありますが、アルコールに過敏な体質への対策にはなりません。

また、メーカーの基本的な服用方法は1回20mLであり、水割りの標準比率は公式には案内されていません。

Q. 養命酒をお湯割りにするとアルコールはなくなる?

なくなりません。

お湯を加えるだけでは、アルコールが完全に除去されたとは考えられません。

運転前、妊娠中などアルコールを避ける必要がある場合に、お湯割りを「ノンアルコール化する方法」として使わないでください。

Q. 養命酒のおすすめの薄め方は?

薬用養命酒は医薬品なので、正式には表示どおり1回20mLを服用するのが基本です。

メーカー公式情報では水やお湯による標準的な希釈率は案内されていません。

味が気になるだけなら、メーカーが案内している「液温を低くして香味を和らげる」方法があります。

どうしても薄めて服用したい場合は、薬剤師またはメーカーへ確認してください。

Q. 養命酒は飲んだあと車を運転できますか?

運転前には服用しないでください。

アルコール分14%を含むため、メーカーも明確に運転前の服用を控えるよう案内しています。

Q. 養命酒は20歳未満でも薬としてなら飲める?

メーカーは20歳未満には服用しないよう案内しています。

14%のアルコールを含むためです。

Q. 養命酒を毎日飲むとお酒に強くなる?

アルコールに弱い体質を改善する目的で飲むものではありません。

少量のお酒で顔が赤くなる体質にはALDH2という酵素の働きが関係しており、遺伝的要因が大きく影響します。

「毎日飲んで鍛える」という使い方は避けてください。

Q. 養命酒を飲むと顔が赤くなるのは効いているから?

必ずしもそうではありません。

少量のアルコールによる顔面紅潮はフラッシング反応の可能性があります。動悸、頭痛、吐き気などを伴うなら特に注意してください。

まとめ|養命酒は少量でも「アルコール14%」であることを忘れない

薬用養命酒は第2類医薬品ですが、アルコール分14%を含む薬酒です。

ポイントをまとめると、

  • アルコール度数は14%でワイン・日本酒に近い
  • 1回の用量は20mL
  • 1回の純アルコール量は約2.2g
  • 5%ビールなら約56mL相当のアルコール量
  • 1日3回では純アルコール約6.7g
  • お酒に弱い人は少量でも症状が出る場合がある
  • 顔が赤くなる、動悸、吐き気などを我慢して飲まない
  • 水で薄めても、全部飲めばアルコール摂取量は減らない
  • お湯を加えてもノンアルコールにはならない
  • 味が苦手なら液温を低くすると香味が和らぐとメーカーが案内している
  • 運転前は服用しない
  • 20歳未満は服用しない
  • 妊娠・授乳中、治療中、アルコール過敏の人は要相談

ということになります。

特に、お酒に弱い人が知っておきたいのは、

「14%だから怖い」と「20mLだから絶対大丈夫」のどちらも正確ではない

ということです。

養命酒は度数だけを見ると強めですが、1回量が20mLなので純アルコール量は約2.2gに抑えられています。

一方、アルコールを分解しにくい体質の人では、その2.2gでも顔の赤みや動悸、頭痛などが出ることがあります。

そして、水で2倍、3倍に薄めても、20mL分を飲み切れば身体に入るアルコール量は同じです。

味が強いだけなら「冷やす」、アルコールそのものが身体に合わないなら「無理して飲まない」。

ここを分けて考えるのが、薬用養命酒を安全に使ううえで重要です。

 

おすすめの記事