エプソムソルトと塩化マグネシウムの違い|風呂に入れるならどっち?

お風呂に入れるマグネシウム系の入浴料を探していると、「エプソムソルト」と「塩化マグネシウム」の2種類をよく見かけます。

どちらにもマグネシウムが含まれているため、

「結局何が違うの?」
「お風呂に入れるならどっちがいい?」
「塩化マグネシウムのほうが吸収されやすいって本当?」

と迷う人も多いでしょう。

結論からいうと、初めて家庭のお風呂で使うなら、扱いやすさではエプソムソルトが選びやすいです。

一方、塩化マグネシウムも入浴料として販売されていますが、塩化物を含むため、追い焚き配管や給湯設備との相性はより慎重に確認したほうがよいでしょう。

大きな違いは主成分です。

比較 エプソムソルト 塩化マグネシウム
主成分 硫酸マグネシウム 塩化マグネシウム
英語名 Magnesium sulfate Magnesium chloride
塩化物イオン 含まない 含む
入浴料としての特徴 シンプルで扱いやすい 商品によってフレーク状など
追い焚き 製品・給湯器ごとに確認 特に給湯器との適合を確認
マグネシウムの経皮吸収 十分な科学的根拠は確立していない 同様に確立していない

PubChemでは、一般的なエプソムソルトは「硫酸マグネシウム7水和物(MgSO4・7H2O)」とされています。一方、入浴料などで使われる塩化マグネシウムには「塩化マグネシウム6水和物(MgCl2・6H2O)」などがあります。

この記事では、エプソムソルトと塩化マグネシウムの違いを、成分、風呂釜への影響、肌への使いやすさ、マグネシウム吸収の根拠まで比較します。

エプソムソルトと塩化マグネシウムの一番大きな違い

一番の違いは、マグネシウムと何が結びついているかです。

エプソムソルトは硫酸マグネシウム

塩化マグネシウムは、その名前どおり塩化マグネシウムです。

どちらにもマグネシウムは含まれますが、同じものではありません。

エプソムソルト=硫酸マグネシウム

「ソルト」と名前が付いていますが、エプソムソルトは一般的な食塩ではありません。

主成分は硫酸マグネシウムです。

厚生労働省の医薬部外品原料規格にも硫酸マグネシウムが収載されており、7水和物の硫酸マグネシウムについて、無色または白色の結晶とされています。

化学的には、

MgSO4・7H2O

という形のものが一般的なエプソムソルトです。

名前に「ソルト」が入っているため、

「塩風呂みたいなもの?」

と思う人もいますが、食塩の主成分である塩化ナトリウムとは別物です。

塩化マグネシウム=マグネシウム+塩化物

塩化マグネシウムは、マグネシウムと塩化物からなる化合物です。

入浴料ではフレーク状や粒状の商品も多く、一般的な水和物のひとつが塩化マグネシウム6水和物です。

化学式は、

MgCl2・6H2O

です。

海水やにがりをイメージするとわかりやすいでしょう。

実際、にがりの主要成分のひとつとして塩化マグネシウムが知られています。

エプソムソルトは「塩」じゃないの?

ここは特に検索されやすいポイントです。

エプソムソルトの「ソルト」は、日常的な意味での食塩を指しているわけではありません。

食塩は主に塩化ナトリウム(NaCl)

エプソムソルトは**硫酸マグネシウム(MgSO4)**です。

そのため、

エプソムソルト=塩化ナトリウムを大量に入れる塩風呂

ではありません。

ただし、「食塩ではないから、どんな浴槽や給湯器でも絶対安全」という意味でもありません。

入浴剤として使用する場合は、製品表示と給湯設備の説明書を確認してください。

風呂に入れるならどっち?

家庭用のお風呂で「まず試してみたい」という人なら、エプソムソルトのほうが扱いやすい選択肢です。

理由は、塩化マグネシウムと違って塩化物を主成分としないためです。

特に追い焚き配管や金属部品がある浴槽では、塩化物を含む入浴料について慎重に考える必要があります。

ただし、最終判断は必ず、

入浴料の商品表示

浴槽の説明書

給湯器の説明書

で行ってください。

LIXILは、追い焚き時に使用する入浴剤について、硫黄、塩分、塩化ナトリウムなどの成分が配管や機器を傷める可能性があるとして、対応表示のある商品を使うよう案内しています。Panasonicやリンナイも、入浴剤の成分によっては浴槽や給湯設備に影響するため、取扱説明書の確認を求めています。

エプソムソルトのメリット

エプソムソルトを入浴料として選ぶ大きなメリットは、成分がシンプルな商品を見つけやすいことです。

食塩とは成分が違う

エプソムソルトは硫酸マグネシウムなので、塩化ナトリウムを主成分とする一般的なバスソルトとは異なります。

「バスソルトを入れると風呂釜が心配」という人にとって、選択肢のひとつになります。

無香料・無着色の商品を選びやすい

エプソムソルトには、硫酸マグネシウムだけを使ったシンプルな商品があります。

香料や色素入りの入浴剤が苦手な人でも選びやすいでしょう。

ただし、すべてのエプソムソルトが無香料・無添加というわけではありません。

購入時に原材料を確認してください。

お湯に溶かして使いやすい

エプソムソルトは水に溶けるため、家庭のお風呂にも使いやすい入浴料です。

商品ごとに推奨量が違うので、「たくさん入れるほどよい」と考えず、パッケージに書かれた使用量を守りましょう。

塩化マグネシウムのメリット

塩化マグネシウムも、入浴用途の商品が多く販売されています。

「マグネシウムフレーク」「マグネシウムバスソルト」などの商品名で見かけることもあります。

水に溶けやすい

塩化マグネシウムは水に溶かして利用しやすく、フレークタイプの入浴料もあります。

浴槽のお湯へ入れて混ぜれば使用できます。

エプソムソルトとは違った成分構成

同じ「マグネシウム系入浴料」でも、硫酸塩ではなく塩化物を選びたい場合には塩化マグネシウムという選択肢があります。

ただし、この違いを、

「塩化マグネシウムのほうが体内へ圧倒的に吸収される」

という意味で考えるのは注意が必要です。

皮膚からマグネシウムを十分に補給できるかについては、現在の科学的根拠では確立していません。

どっちのほうがマグネシウムを多く含む?

純粋な化合物を同じ重量で比較した場合、含まれるマグネシウムの割合は水和状態によって変わります。

一般的な、

エプソムソルト=硫酸マグネシウム7水和物

と、

塩化マグネシウム6水和物

を比較すると、塩化マグネシウム6水和物のほうが重量あたりのマグネシウム割合はやや高くなります。

ただし、家庭のお風呂ではこれを気にしすぎる必要はありません。

商品によって、

  • 純度
  • 水分量
  • 添加物
  • 1回の使用量

が異なるからです。

さらに、浴槽に含まれるマグネシウム量が多いことと、体内へ多く吸収されることは同じではありません。

「塩化マグネシウムのほうが経皮吸収される」は本当?

インターネットでは、

「塩化マグネシウムは皮膚から吸収されやすい」

「お風呂に入るだけでマグネシウム不足を補える」

といった説明を見かけます。

しかし、ここは慎重に考える必要があります。

2017年に発表された経皮マグネシウムに関するレビューでは、マグネシウム入りのスプレー、クリーム、塩浴などについて、皮膚からのマグネシウム補給を推奨できるだけの科学的根拠は確立していないと結論づけています。

皮膚には外部の物質を体内へ入りにくくするバリア機能があります。

マグネシウムイオンも、健康な皮膚を通って大量に血中へ移行するとは確認されていません。

したがって、

塩化マグネシウム風呂=マグネシウムサプリの代わり

エプソムソルト風呂=マグネシウム不足の治療

とは考えないほうがよいでしょう。

エプソムソルトも皮膚から吸収されない?

「まったく吸収されない」とまで断定するのも正確ではありません。

マグネシウムイオンが皮膚や毛包を通過する可能性について研究はされています。

しかし、問題は体のマグネシウム状態を変えるほどの量が吸収されるのかという点です。

経皮マグネシウムを検討したレビューでは、健康な皮膚から臨床的に意味のある量を吸収できるという根拠は不十分とされています。

そのため、お風呂に入れる目的は、

「マグネシウムを大量に補給するため」

より、

「入浴を楽しむための入浴料」

と考えるほうが現時点では妥当です。

マグネシウム入りのお湯は肌に意味がない?

「吸収されないなら、全部意味がない」ということでもありません。

マグネシウムを多く含む死海塩を使った小規模な研究では、乾燥・アトピー傾向のある皮膚について、皮膚の水分量やバリア機能などの改善が観察されています。研究者らは、マグネシウム塩が関与している可能性を指摘しています。

ただし、この研究で使われたのは死海塩の混合ミネラル溶液であり、家庭用の純粋なエプソムソルトや塩化マグネシウムだけと同じ条件ではありません。

したがって、

「塩化マグネシウムを入れればアトピーが治る」

「エプソムソルトで皮膚病を治療できる」

といった医学的効果まで広げて考えることはできません。

皮膚疾患がある人は、入浴料で治療しようとせず皮膚科へ相談してください。

肌が弱いならどっち?

肌が敏感な人について、「絶対にこちらが安全」と一律には言えません。

エプソムソルトでも塩化マグネシウムでも、濃度や肌の状態によって刺激を感じる可能性があります。

特に、

  • 湿疹がある
  • 傷がある
  • ひどく乾燥している
  • 剃毛直後
  • 皮膚炎がある

場合は注意しましょう。

初めて使用する場合は、商品の推奨量より勝手に濃くせず、異常を感じたら使用を中止してください。

入浴中に、

ヒリヒリする
強くかゆい
赤みが増える

などの変化があれば、シャワーで洗い流します。

症状が続く場合は皮膚科へ相談しましょう。

追い焚きするならエプソムソルト?

「追い焚きをするならエプソムソルト」と紹介されることがあります。

確かに、エプソムソルトは塩化ナトリウムではなく硫酸マグネシウムなので、追い焚き対応をうたう商品もあります。

しかし、エプソムソルトという名前だけで追い焚きOKと判断しないことが重要です。

給湯器メーカーによって、使用できない成分や入浴剤の条件が異なります。

リンナイは、硫黄・酸・アルカリ・塩分を含むものなど、機器故障につながる可能性のある入浴剤について使用を避けるよう案内しています。Panasonicも、給湯器と入浴剤双方の説明書を確認するよう求めています。

そのため、

商品に「追い焚き対応」とあるか

だけでなく、

自宅の給湯器メーカーが認めているか

まで確認しましょう。

塩化マグネシウムは追い焚きできない?

これも商品によります。

「塩化マグネシウムなら絶対に追い焚き不可」と一律には言えません。

実際、塩化マグネシウム系でも、製造方法や成分組成を調整し、追い焚き対応をうたう商品があります。

ただし、塩化物を含む以上、金属配管や給湯設備との適合性については確認したほうがよいでしょう。

LIXILなどの住宅設備メーカーも、入浴剤の成分によって配管や機器を傷める可能性があるため、パッケージと設備の説明書双方を確認するよう案内しています。

迷う場合は、

入浴中は追い焚きしない

使用後はその日のうちに排水

浴槽を水で流す

という使い方も選択肢です。

エコキュートでも使える?

エコキュートも機種によって使用可能な入浴剤が異なります。

「循環させないから何でも入れていい」と自己判断するのは避けましょう。

メーカーによっては、

  • 塩分
  • 硫黄
  • アルカリ
  • にごり成分
  • 固形物

などを含む入浴剤について制限があります。

エプソムソルト、塩化マグネシウムのどちらを使う場合でも、エコキュートの型番を確認して取扱説明書を見るのが確実です。

入浴後のお湯を洗濯に使ってもいい?

残り湯を洗濯に使えるかどうかも、商品によって異なります。

マグネシウム塩だけの商品でも、

  • 洗濯機メーカー
  • 入浴料メーカー
  • 衣類の素材

によって注意点が異なります。

特にすすぎまで残り湯を使うのではなく、すすぎは水道水にするよう指定されている商品もあります。

「天然成分だから洗濯にも問題ない」と判断せず、パッケージを確認してください。

エプソムソルトと塩化マグネシウムは混ぜてもいい?

わざわざ家庭で混ぜる必要はありません。

どちらもマグネシウム塩ですが、混ぜたからといって健康効果が倍になる根拠はありません。

むしろ、

  • 濃度がわからなくなる
  • 肌への刺激が強くなる可能性がある
  • 給湯設備への影響を判断しづらくなる
  • 商品メーカーが想定していない使用方法になる

という問題があります。

入浴料は基本的に単独で、表示された使用量どおり使うのがおすすめです。

Panasonicも複数の入浴剤を同時に使用しないよう案内しています。

どれくらい入れればいい?

エプソムソルトも塩化マグネシウムも、統一された「1回○g」という共通基準はありません。

商品によって推奨濃度が違うためです。

たとえば市販のエプソムソルトには、1回150g程度を基準としている商品もありますが、これをすべての商品に当てはめることはできません。

重要なのは、

商品の使用量を守ること

です。

「少ししか入れないと効果がない気がする」と、自己判断で2倍、3倍にする必要はありません。

特に肌が敏感な人は、濃くしすぎないよう注意しましょう。

何分入ればいい?

入浴時間についても、長ければ長いほどよいわけではありません。

マグネシウム系入浴料を使ったからといって、

「30分以上入らないと吸収されない」

と考える必要はありません。

そもそも、経皮マグネシウムの有効性については十分な根拠がありません。

通常の入浴と同じように、のぼせない範囲で楽しみましょう。

商品に使用時間が書かれていれば、その表示を優先してください。

ダイエットやデトックス効果はある?

エプソムソルトや塩化マグネシウムについて、

「汗を大量にかいてデトックスできる」

「脂肪燃焼が進む」

といった表現を見かけることがあります。

しかし、入浴料を変えただけで体脂肪が大きく減るという根拠はありません。

お風呂で汗をかくと一時的に体重が減ることがありますが、主に水分が失われたためです。

水分を取れば戻ります。

「汗が出た=脂肪が燃えた」と考えないようにしましょう。

睡眠によいのはどっち?

入浴自体は、時間帯や湯温を工夫することで睡眠前のリラックスタイムになります。

ただし、

エプソムソルトだから睡眠効果がある

塩化マグネシウムなら皮膚からマグネシウムが入り眠れる

とまでは言えません。

経皮マグネシウムによって体内マグネシウムを十分に補えるという科学的根拠が確立していないためです。

睡眠目的なら、入浴料の種類以上に、

  • 熱すぎない湯にする
  • 長湯しすぎない
  • 就寝直前までスマホを見続けない
  • 入浴後に水分補給する

といった生活習慣も重要です。

「にがり」をそのままお風呂に入れてもいい?

塩化マグネシウムが含まれるからといって、食品用のにがりを自己流で大量に浴槽へ入れるのはおすすめできません。

にがりは商品によって成分濃度やほかのミネラル量が異なります。

また、入浴料として浴槽や給湯器で使うことを想定していない商品もあります。

お風呂へ入れるなら、入浴用途として販売されている商品を選ぶほうが使用量や注意事項を確認しやすいでしょう。

エプソムソルトがおすすめな人

次のような人は、まずエプソムソルトから試すと選びやすいでしょう。

  • マグネシウム系入浴料を初めて使う
  • シンプルな入浴料がほしい
  • 食塩系のバスソルトとは別のものを使いたい
  • 塩化物を避けたい
  • 無香料タイプを選びたい

ただし、追い焚きや浴槽との相性は商品・設備によって確認してください。

塩化マグネシウムがおすすめな人

一方、次のような人には塩化マグネシウム系の入浴料も選択肢になります。

  • マグネシウムフレークを試したい
  • すでに塩化マグネシウム系入浴料を使っていて肌に合っている
  • 給湯設備が使用可能と確認できている
  • 商品の注意事項どおりに管理できる

特に追い焚き設備がある場合は、購入前に商品説明と給湯器の説明書を確認しておくと安心です。

迷ったら何を基準に選ぶ?

「結局どっちを買えばいい?」という場合は、期待する健康効果ではなく使いやすさで選ぶのがおすすめです。

初心者

エプソムソルト

シンプルな硫酸マグネシウムの商品を選びやすく、家庭の入浴料として始めやすいでしょう。

追い焚きを使う

成分名ではなく「追い焚き対応表示」と給湯器の説明書で選ぶ

これが最重要です。

マグネシウム不足を改善したい

どちらの風呂も治療目的にはしない

マグネシウム不足が気になる場合は、食事や必要に応じて医療機関への相談を優先しましょう。

経皮吸収だけを頼りにする根拠は不十分です。

エプソムソルトと塩化マグネシウムについてよくある質問

エプソムソルトと塩化マグネシウムは同じですか?

違います。

エプソムソルトは硫酸マグネシウム、塩化マグネシウムはマグネシウムと塩化物からなる別の化合物です。

エプソムソルトに塩は入っていますか?

一般的な食塩である塩化ナトリウムとは別物です。

エプソムソルトの主成分は硫酸マグネシウムです。

お風呂ならエプソムソルトと塩化マグネシウム、どっちがおすすめ?

初めてなら、扱いやすさではエプソムソルトを選びやすいでしょう。

ただし、どちらも浴槽・給湯器との適合確認が必要です。

塩化マグネシウムのほうが皮膚から吸収されますか?

塩化マグネシウムを皮膚へ塗る研究などはありますが、健康な人のマグネシウム補給法として経皮吸収を推奨できるだけの証拠は確立していません。

エプソムソルト風呂でマグネシウム不足を補えますか?

十分な根拠はありません。

経皮マグネシウムに関するレビューでは、入浴やクリームなどから体内へ臨床的に意味のある量のマグネシウムを補給できるという証拠は不十分とされています。

塩化マグネシウムは風呂釜を傷めますか?

使用できるかは、商品と設備によって異なります。

塩化物を含むため、特に追い焚き配管や金属部品がある設備では説明書を確認してください。

住宅設備メーカーも、入浴剤の成分によっては配管・機器を傷める可能性があるため注意を求めています。

エプソムソルトなら追い焚きできますか?

追い焚き対応をうたうエプソムソルト製品はありますが、すべての給湯器で使用できるとは限りません。

入浴料メーカーと給湯器メーカー、両方の表示を確認してください。

両方混ぜると効果が高くなりますか?

そのような根拠はありません。

むしろ濃度や設備への影響がわかりにくくなるため、基本的には単独で使用するほうがよいでしょう。

まとめ|迷ったらエプソムソルト。吸収効果より「設備との相性」で選ぶ

エプソムソルトと塩化マグネシウムの最大の違いは、マグネシウムと結びついている成分です。

エプソムソルト
=硫酸マグネシウム

塩化マグネシウム
=塩化マグネシウム

です。

家庭のお風呂で初めて試すなら、エプソムソルトのほうがシンプルで扱いやすい選択肢でしょう。

一方、塩化マグネシウムも入浴料として利用できますが、追い焚き配管や給湯設備との相性についてはより慎重に確認するのがおすすめです。

そして、どちらを選ぶ場合でも覚えておきたいのが、

「マグネシウムが皮膚からどんどん吸収される」とはまだ言えない

という点です。

経皮マグネシウムに関する科学的レビューでは、スプレー、クリーム、マグネシウム塩浴などによって、体内のマグネシウム補給を十分に行えるという根拠は確立していません。

そのため、

マグネシウム補給が目的
→ 食事や必要に応じて医療機関へ相談

お風呂を楽しみたい
→ エプソムソルトまたは入浴用の塩化マグネシウム

と目的を分けて考えるとわかりやすいでしょう。

最後に、風呂に入れるなら成分だけで決めず、

入浴料の表示

浴槽の説明書

給湯器の説明書

の3つを確認してください。

特に追い焚きを使う家庭では、「エプソムソルトだから大丈夫」「天然の塩化マグネシウムだから大丈夫」と自己判断しないことが、浴槽や給湯設備を傷めないための重要なポイントです。

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